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今日は、父の命日でした。 雨の中、お墓参りに行って来ました。 9年前の4月13日の夕方。 職場にかかってきた妹からの電話。 「塩屋の家に上がって来て!お父ちゃんが。お父ちゃんが死んどる」 あのときの衝撃は、今でも鮮明に蘇る。 職場に理由を告げ、タクシーを呼び、はやる気持ちを押さえて向かった。 実家までの坂道を駆け上がったあのとき。 人垣を分け入り、父の冷たくなった手を、握りしめたあの瞬間。 死亡推定時刻。 4月12日の22時〜23時。 父は痰を喉に詰まらせたことが原因となり、一人で逝った。 享年73歳。 お父ちゃん。 一緒に住もうや、って何度も言ったのに。 「わしは、この家で一人で逝くわ。誰にも迷惑かけとうないんじゃ」 そう言って断り続けた。 そして、その通りになってしもうた。 逝かれたほうは、こう思うたよ。 「ちぃたぁ、迷惑かけられたかったわ。 ちょっとくらい、迷惑かけてもえかったんじゃないん」 でも、父らしい最期の幕引き。 しかも、大好きな桜の季節に。 父の人生は波瀾万丈。破天荒な人生だった。 そのおかげで家族はとことん翻弄された。 父を理解する人は少なかった。 私たち子どもでさえ、そうだった。 でも父が逝った後で気付いた。 父は自分の人生について、誰のせいにもしたことはなかった。 どんな陰口が耳に届いても、それについて反論することもなかった。 そんな父を、こんなに愛していたことを 父に逝かれて、初めて知った。 私も、妹も。 逝かれるということは、どんなに探しても もうこの世には居ないということ。 「ごめんなさい」も「ありがとう」も、伝えられないということ。 それを知った。 ばかじゃろ。ばかよね。ほんまにね。 ほんまに、もう、二度とこんなバカは繰り返しとうはない。 そう思うんよ。 今日は雨の中のお墓参りじゃったけど、春の雨の匂いの中、 ゆっくり話せた気がするわ。 知っとるけどね、ここへ来んでも。 呼べばいつでも話せるんじゃけどね。 でも「けじめ」ってやつよ。 自分の気持ちと向かい合う「けじめ」。 ありがとね。今日もいっぱい思いを聞いてもろうて。 時間ができたら塩屋の家にも、今年は行ってみるわ。 あの家にはもう誰もおらんけど。 それでも自分の気持ちに向き合うには、あの家ほどぴったりな場所はないけんねぇ。 白牡丹、持っていくけん、そのときはまた話そうね。 じゃぁね、お父ちゃん。 空の上でこれからも見とってぇね。 がんばるけん。 ●今年もいのちのパネル展を よろしくお願いします● ●『珠玉の小箱』は に参加しています ●写真登録サイト「Zorg」 http://www.zorg.com/photo/takapon731/ ●twilog http://twilog.org/takakokaze ID ●mixiURL http://mixi.jp/show_friend.pl?id=631129
by takapon731
| 2010-04-12 18:13
| :家族と自分への思い
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